中小都市における公共図書館の運営(読み)ちゅうしょうとしにおけるこうきょうとしょかんのうんえい

図書館情報学用語辞典 第5版 の解説

中小都市における公共図書館の運営

1963(昭和38)年に日本図書館協会が出版した中小公立図書館運営の指針略称は『中小レポート』.日本図書館協会中小公共図書館運営基準研究委員会が,3年間にわたる全国公立図書館の調査と検討をもとに,主に人口5万~20万の市の図書館を対象に,図書館改革の指針を示したもの.中小公立図書館の機能・歴史・現状,サービス,資料,管理,施設などを全般的に解説している.図書館の基本的機能は資料提供であること,図書館が十分利用されるためには高水準の資料購入費が必要であること,直接利用者にサービスする市町村立図書館が公立図書館の中心であることなどを明らかにした.ただし,個人貸出よりも団体貸出を重視した点は本書限界である.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android