中川得楼(読み)なかがわ とくろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中川得楼」の解説

中川得楼 なかがわ-とくろう

1833-1915 幕末-明治時代の好事(こうず)家。
天保(てんぽう)4年生まれ。江戸の人。中国から輸入された生糸1函ごとに景品としていれられた銅印(糸印)百五十余個を所蔵蔵書家としても知られる。大正4年5月20日死去。83歳。名は徳基。字(あざな)は月槎。別号に鮮碧軒。著作に「有知味斎糸印譜」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android