中市謙三(読み)ナカイチ ケンゾウ

20世紀日本人名事典 「中市謙三」の解説

中市 謙三
ナカイチ ケンゾウ

大正・昭和期の郷土史家



生年
明治20(1887)年8月15日

没年
昭和17(1942)年8月26日

出生地
青森県野辺地

学歴〔年〕
慶応義塾大学卒

経歴
銀行員や議員秘書・女学校教員を務める傍ら、郷里青森県野辺地の歴史や民俗を研究。昭和10年民俗学者柳田國男の主宰する日本民俗講習会に参加。「旅と伝説」など、多くの雑誌に論考を発表した。また俳句も嗜み、青森県内の文芸雑誌に寄稿したほか、野辺地で俳句会を結成するなど、旺盛に活動した。著書に「野辺地地方方言集」「野辺地文選」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中市謙三」の解説

中市謙三 なかいち-けんぞう

1887-1942 大正-昭和時代前期の郷土史家。
明治20年8月15日生まれ。慶応義塾卒業後郷里の青森県野辺地にかえり,銀行勤務ののち女学校教員となる。柳田国男親交があり,「野辺地文選」など郷土を知る副読本をあらわした。俳句もよくした。昭和17年8月26日死去。56歳。号は絶壁著作に「野辺地地方方言集」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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