中日向村(読み)なかひなたむら

日本歴史地名大系 「中日向村」の解説

中日向村
なかひなたむら

[現在地名]小山町中日向

鮎沢あゆざわ川の支流川上流の三国みくに山南麓に位置する。北上すると三国山の南西にあるヅナ峠を越えて甲斐国平野ひらの(現山梨県山中湖村)に通ずる旧道があった。延宝八年(一六八〇)深沢ふかさわ(現御殿場市)指出帳(小宮山家文書)に永禄一二年(一五六九)から元亀元年(一六七〇)にかけての武田信玄深沢城侵攻時の記事として、「信玄公づなこへつつ御返り中日向村江御出」という伝承が記されている。寛永改高附帳では田高一〇石余・畑高三六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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