中村京太郎(読み)ナカムラ キョウタロウ

20世紀日本人名事典 「中村京太郎」の解説

中村 京太郎
ナカムラ キョウタロウ

明治〜昭和期の盲人教育



生年
明治13(1880)年3月25日

没年
昭和39(1964)年12月24日

出生地
静岡県浜松

学歴〔年〕
東京盲啞学校〔明治31年〕卒,英国盲人高等師範学校〔大正3年〕卒

主な受賞名〔年〕
ヘレンケラー賞,岩橋賞,日本ライトハウス賞

経歴
幼時失明。明治33年東京盲啞学校教員となり、34年台湾で盲教育従事。45年英国留学、フランス、ドイツ、ロシアの盲教育、盲人福祉事業を視察して帰国。大正8年点字新聞「あけぼの」を刊行。11年大阪毎日新聞の週刊「点字大阪毎日新聞」創刊で初代編集長となり、昭和18年定年退職後も編集顧問を務め、点字毎日の発展に貢献。4年文部省の盲学校用図書編纂委員として点字教科書制作に協力、盲人国際会議に4回出席。戦後も盲人教育、福祉、厚生事業に従事した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村京太郎」の解説

中村京太郎 なかむら-きょうたろう

1880-1964 明治-昭和時代の教育者。
明治13年3月25日生まれ。小学校入学後に失明。明治33年母校東京盲唖(もうあ)学校の教員となる。大正3年イギリスの盲人高等師範学校を卒業。11年「点字大阪毎日新聞」編集主任。点字誌「盲女子の友」の発行や盲女子寮,盲女子ホームの設立につくした。ヘレン-ケラー賞などを受賞。昭和39年12月24日死去。84歳。静岡県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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