中村愛三(読み)ナカムラ アイゾウ

20世紀日本人名事典 「中村愛三」の解説

中村 愛三
ナカムラ アイゾウ

明治・大正期の陸軍中将



生年
安政5年2月(1858年)

没年
大正14(1925)年10月22日

出身地
伊勢国亀山(三重県)

旧姓(旧名)
船橋

学歴〔年〕
陸士卒

経歴
亀山藩士・船橋藤吾の二男に生まれ、のち津藩士・中村綾郎の養嗣子となった。明治12年陸軍士官学校に入り、卒業して陸軍工兵少尉となる。陸軍工兵学校教官を経て、日清戦争には第2軍工兵部副官として功を立てた。ついで陸軍大学校教官、陸軍砲工学校教官兼工兵会議議員および参謀本部総務部員となり、日露戦争では第1臨時築城団長、第2軍工兵部長を務める。39年関東都督府工兵部長、同年清国駐屯軍司令官、41年交通兵旅団長、42年陸軍砲工学校校長、45年旅順要塞司令官などを歴任。大正元年中将となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村愛三」の解説

中村愛三 なかむら-あいぞう

1858-1925 明治-大正時代軍人
安政5年2月生まれ。陸軍工兵学校,陸軍砲工学校の教官を歴任し,日露戦争では第一臨時築城団長,第二軍工兵部長をつとめる。のち砲工学校長,旅順要塞(ようさい)司令官。陸軍中将。大正14年10月22日死去。68歳。伊勢(いせ)(三重県)出身。陸軍士官学校卒。本姓は船橋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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