中津江村(読み)なかつえむら

日本歴史地名大系 「中津江村」の解説

中津江村
なかつえむら

面積:八一・九一平方キロ

現郡域の中ほどに位置し、北は前津江まえつえ村・大山おおやま町、東は熊本県阿蘇郡小国おぐに町、南は上津江村、熊本県菊池市・同県鹿本かもと菊鹿きくか町、西は福岡県八女やめ矢部やべ村と接する。菊鹿町境の三国みくに(九九三・八メートル)、矢部村境の猿駈さるかけ(九六八メートル)、上津江村境の酒呑童子しゆてんどうじ(一一八〇・五メートル)前津江村境の渡神とかみ(一一五〇・二メートル)などの水を集めた鯛生たいお川は東流して村の東端で北流、大山町方面に向かう。

中津江村
なかつえむら

[現在地名]三田川町大字豆田まめだ上中杖かみなかつえ下中杖しもなかつえ

背振せふり山地から南に延びた舌状丘陵の最南端に位置する。正保絵図に村名がみえ、天明三年(一七八三)の郷村帳以前は「中杖」と記されている。

上中杖には塚山つかやま古墳瓢箪塚ひようたんづかとよばれる前方後円墳があったが、昭和一七年(一九四二)飛行場建設のため破壊された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報