前津江村(読み)まえつえむら

日本歴史地名大系 「前津江村」の解説

前津江村
まえつえむら

面積:七八・九九平方キロ

現郡域の西部にあり、東から北にかけては大山おおやま町・日田市、北から西にかけては福岡県浮羽うきは郡浮羽町・同県八女やめ星野ほしの村、西から南にかけては同郡矢部やべ村、中津江なかつえ村と接する。中津江村境に渡神とかみ(一一五〇・二メートル)、矢部村境に釈迦しやか(一二三〇・八メートル)権現ごんげん(一二〇九メートル)、星野村境に熊渡くまど(九六〇・二メートル)などの高山がそびえる。日田市方面と結ばれる県道西大山―大野線、日田―鹿本かもと線、小畑おばたけ―日田線などが通る。

権現岳は御前ごぜん岳とも称し、「日本書紀」景行天皇一七年条に「前山を超えて」とあるのは同山という(日田造領記)御前ごぜんたけ神社が祀られ、山頂に上宮、中腹中宮柚木ゆぎ地内の田代たしろに下宮が置かれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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