中海道遺跡(読み)なかかいどういせき

日本歴史地名大系 「中海道遺跡」の解説

中海道遺跡
なかかいどういせき

[現在地名]向日市物集女町 中海道

向日丘陵東麓、東へ緩やかに傾斜する標高三四―三八メートルの台地上にある弥生後期を中心とした集落遺跡。昭和四五年(一九七〇)台地上で須恵器片等が採集され、翌年発掘調査が実施された。

その結果、先土器時代・縄文時代・弥生時代・古墳時代・平安時代など各時代の土器類が多量に出土遺構として弥生後期の溝・土壙・ピットなどが検出された。溝は傾斜地を平坦に造成した後に、幅一・五メートル前後のものを掘ってコの字状にめぐらされ、集落内を区画する溝の一つと推定された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 遺物 山城 奈良

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む