デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中田久美」の解説
中田久美 なかた-くみ
昭和40年9月3日生まれ。練馬東中学2年の昭和54年LAエンジェルスに入塾し,山田重雄の指導を受ける。翌年史上最年少で全日本代表に選ばれ,同年センタープレーヤーからセッターに転向。56年日立ベルフィーユに入団。平成3年日本リーグで4度目の最高殊勲選手賞を受賞。全日本チームでは13年間にわたり指令塔として活躍し,五輪は昭和59年ロサンゼルス(銅メダル),63年ソウル(4位),平成4年バルセロナ(5位)と3度出場し,バルセロナでは日本選手団の旗手をつとめた。平成元年のワールドカップではベストセッター賞。8年日立ベルフィーユのアシスタントコーチ。9年日立を退社。19年Vリーグ栄誉賞。20年イタリア・セリエAのヴィチェンツァのアシスタントコーチ。23年全日本女子バレーボールユースチームのコーチ。24年久光製薬スプリングスの監督に就任し,24年全日本選手権,25年プレミアリーグで優勝,二冠を達成。東京都出身。NHK学園高卒。