中石野村(読み)なかいしのむら

日本歴史地名大系 「中石野村」の解説

中石野村
なかいしのむら

[現在地名]三木市別所町石野べつしよちよういしの

上石野村の西、美嚢みの川の下流左岸に位置する。西は下石野村。中世には上石野村などとともに石野とよばれた。慶長国絵図にみえる石野村が当村とみられる。正保郷帳に中石野村とみえ、田方一九二石余・畑方四一石余。元禄郷帳では高三四〇石余。天保郷帳では高三六六石余。江戸時代の領主変遷高木たかぎ村に同じ。天保四年(一八三三)の剃刀鍛冶仲間控(黒田家文書)に当村の幸右衛門ら四人の名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android