中砂見村(読み)なかすなみむら

日本歴史地名大系 「中砂見村」の解説

中砂見村
なかすなみむら

[現在地名]鳥取市中砂見

下砂見村の西、砂見川中流域に位置する。「因幡志」によれば中井棚なかいだな(隠井棚とも、現中湯棚)高津たかつ大井棚おおいだな(現大湯棚)からなり、中砂見はもとは大井棚のことをいうとされる。大井棚から北へ山越え三〇町で高路こうろ村に至り、これをなめり坂とよび、南へ山越え三五町で八上やかみ湯谷ゆだに(現河原町)へ至り、これを湯谷越とよんだ(同書)。なお高津村正保(一六四四―四八)以前からの内村であったが、元禄国絵図に初めて記載された(元禄一四年「変地其外相改目録」県立博物館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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