デジタル大辞泉
「中空糸膜」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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中空糸膜
ちゅうくうしまく
hollow fiber membrane
マカロニ状の繊維いわゆる中空糸に分離膜としての機能を持たせたものをいう。この繊維は中心の空間部分とそれを取り囲む壁の部分とから成り,壁の部分を分離膜として利用する。内径は 100~400μm,膜厚は数μmから 200μm程度である。膜を装置に組み込んだとき,同一体積中で膜として利用できる面積が,シート状の膜 (平膜) に比べてきわめて大きい。したがって膜を利用した装置がきわめてコンパクトになる。最近,多孔質膜と活性炭を組み合わせた家庭用の浄水器が開発されたが,これも膜部分が多孔質から成る中空糸膜が開発されたからである。このほか人工腎臓などに使用されている人工透析膜,医療用無菌水製造などに使用されている限外ろ過膜,超純水の製造や海水の淡水化などに使用されている逆浸透膜,人工心肺や気体分離などに使用されている気体分離膜として応用の範囲を広げている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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