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中耳炎と乳突蜂巣の発育 ちゅうじえんとにゅうとつほうそうのはついく

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家庭医学館の解説

ちゅうじえんとにゅうとつほうそうのはついく【中耳炎と乳突蜂巣の発育】

 耳の後ろには、鼓室(こしつ)につながる乳突蜂巣(にゅうとつほうそう)という空洞(くうどう)(含気蜂巣(がんきほうそう))があって、1歳ごろから発育を始め、10歳ごろには発育は止まります。
 子どもが急性化膿性中耳炎(きゅうせいかのうせいちゅうじえん)(「急性化膿性中耳炎」)、滲出性中耳炎しんしゅつせいちゅうじえん)(「滲出性中耳炎(中耳カタル)」)などの中耳炎を患うと、この乳突蜂巣の発育が止まりますが、中耳炎が治れば、再び発育が始まります。中耳炎を患っている期間が長ければ長いほど、乳突蜂巣の発育は悪くなります。
 したがって、この乳突蜂巣をX線撮影し、年齢相応の発育をしているかどうかを調べると、その子どもの中耳炎にかかっていた期間を推定できます。
 10歳を過ぎて滲出性中耳炎を患っている子どもの乳突蜂巣がほとんど発育していなければ、乳児のころから滲出性中耳炎にかかっていたことを示すもので、今後も、いろいろな難治性(なんちせい)の中耳炎にかかる可能性が高く、耳鼻咽喉科(じびいんこうか)で長期にわたって経過を管理する必要があります。
 急性化膿性中耳炎や滲出性中耳炎にくり返しかかる子どもは、耳鼻咽喉科医に乳突蜂巣のX線写真を撮ってもらうほうがいいでしょう。

出典|小学館
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