中能島検校(読み)なかのしまけんぎょう

百科事典マイペディア 「中能島検校」の意味・わかりやすい解説

中能島検校【なかのしまけんぎょう】

山田流箏曲家,平曲家。江戸生れ。3歳で失明小名木(おなぎ)検校に師事。名は松勢(声)一。明治期には松声と称した。中能島派始祖平家琵琶もよくし,富本節にも通じていた。スケールの大きな芸風であったという。幕末から明治前期の山田流箏曲界の代表的存在。《七福神》《万歳(まんざい)》《雨夜の月(うやのつき)》などを作曲
→関連項目中能島欣一松風

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