中野和高(読み)ナカノ カズタカ

20世紀日本人名事典 「中野和高」の解説

中野 和高
ナカノ カズタカ

大正・昭和期の洋画家



生年
明治29(1896)年4月5日

没年
昭和40(1965)年3月8日

出生地
愛媛県大洲

学歴〔年〕
東京美術学校西洋画科〔大正10年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本芸術院賞〔昭和32年〕「少女

経歴
大正3年上京、葵橋洋画研究所で黒田清輝師事。10年第3回帝展で「労働者像」が初入選。12年〜昭和2年フランスでなどに遊学。帰国後第8回帝展から4年第10回まで「婦人坐像」「風景を配せる我家族」「聴音」で連続特選。3年1930年協会に滞欧作を出品、会員に推され、5年帝展無鑑査。その後審査員を務めた。15年大久保作次郎らと創元会を創立。戦後25年日展参事、33年新日展評議員。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中野和高」の解説

中野和高 なかの-かずたか

1896-1965 大正-昭和時代の洋画家。
明治29年4月5日生まれ。東京の白馬会葵橋洋画研究所で黒田清輝(せいき)に師事。昭和2年の「婦人坐像」以来3年連続して帝展特選となる。15年創元会の創立に参加。日展出品作「少女」で33年芸術院賞。昭和40年3月8日死去。68歳。愛媛県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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