中鈴村(読み)なかすずむら

日本歴史地名大系 「中鈴村」の解説

中鈴村
なかすずむら

[現在地名]姫路市四郷町中鈴しごうちようなかすず

飾東しきとう郡に所属。八家やか川の沖積低地に立地し、北は上鈴村。正保郷帳に村名はみえず、貞享元年(一六八四)の本多忠国領知目録(本多家文書)に「中鈴村」とみえる。元禄郷帳に「古ハ本郷村」との注記があり、貞享頃までに本郷ほんごう村から分村したと思われる。分村後も姫路藩領として幕末に至る。元禄郷帳では高一一一石余。天保(一八三〇―四四)頃の領内郷村高覚書(前橋市立図書館蔵酒井家資料)に免五ツ、本田高一一石五斗・新田高一斗余とあるが、本田高は一一一石五斗の誤記であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android