中間温帯林(読み)ちゅうかんおんたいりん

最新 地学事典 「中間温帯林」の解説

ちゅうかんおんたいりん
中間温帯林

intermediate temperate forest

暖温帯林と冷温帯林の推移帯に成立する林。田中壌(1887)の間帯に相当し,鈴木時夫(1961)が命名。気候植生帯としての独立性については議論が多いが,モミ林帯,モミ・ツガ帯,暖帯落葉樹林帯などと呼ばれるものにほぼ相当。落葉広葉樹(シデ類・ナラ類・クリ・イヌブナなど)や針葉樹(モミ・ツガ)が多い。ブナは暖かさの指数85以下の冷温帯に生育し,一方,アカガシウラジロガシなど暖温帯上部のカシ類は暖かさの指数85以下でも冬に暖かければ(寒さの指数−10~−15まで)生育可能である。このため,中部~東北地方にかけては,暖かさの指数から見て暖温帯であっても,ブナもカシ類もない暖帯落葉樹林帯(吉良竜夫,1949)が成立する。関東以西の太平洋側には,ブナまたはイヌブナとカシ類が混生し針葉樹の多い,モミ・ツガ林が成立する。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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