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田中壌 たなかじょう

百科事典マイペディアの解説

田中壌【たなかじょう】

森林植物学者。但馬国,現在の兵庫県出石(いずし)町(現・豊岡市)の生れ。1879年から内務省地理局山林課の事業として森林植物帯の調査を実施,5区に分けてそれぞれ気温・雨量・高度などとの関係を調べ,1885年に《大日本植物帯調査報告》としてまとめた。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

田中壌 たなか-さかい

1858-1903 明治時代の林業技術者。
安政5年7月28日生まれ。内務省地理局(のち農商務省山林局)で高島北海と全国の山野を調査。明治18年最初の体系的林学書をまとめる。ドイツのマイルとの調査,研究をくわえ,20年「校正大日本植物帯調査報告」を完成した。明治36年4月7日死去。46歳。但馬(たじま)(兵庫県)出身。

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世界大百科事典 第2版の解説

たなかじょう【田中壌】

1858‐1903(安政5‐明治36)
森林植物学者。但馬国(現在の兵庫県出石(いずし)町)に生まれる。1879年から85年まで,内務省地理局山林課(のち農商務省山林局)の事業として高島得三(北海)(1850‐1931)とともに日本各地の森林植物帯調査を行い,85年に《大日本(本州・四国・九州)植物帯調査報告》をまとめた。当時の日本には林学の体系的な学術書がなく,学名を確かめることさえ困難な時期に行われた山林調査であった。調査全域の各植物帯を検討し,榕樹(ようじゆ)帯,黒松帯および間帯,山毛欅(ぶな)帯,白檜(しらべ)帯,偃松(はいまつ)帯(または極帯)の5帯の区分を行い,気温,雨量,潮流,定風,高度などとの関係を調べた。

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