吉良竜夫(読み)キラタツオ

デジタル大辞泉の解説

きら‐たつお〔‐たつを〕【吉良竜夫】

[1919~2011]生態学者。大阪の生まれ。熱帯雨林など植物生態学の研究で知られる。大阪市立大学教授のほか滋賀県琵琶湖研究所の初代所長などを務め、自然環境の保護にも力を尽くした。

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百科事典マイペディアの解説

吉良竜夫【きらたつお】

生態学者。大阪市出身。専門は植物生態学,とくに熱帯林の研究。1942年,京都帝国大学農学部卒業。大学在学中に今西錦司梅棹忠夫らと大興安嶺ポナペ島調査隊に参加する。1943年,京都帝国大農学部助教授。1949年,大阪市立大学教授。中国,東南アジア各地のフィールド調査を続け,植生の変化と気温の相関関係を表す指標として音量指数を提唱した。世界の森林地帯の気候区分を体系的に解明するなど,地球規模で生態事象をとらえる視点を先駆的に打ち出した。国際湖沼環境委員会委員長,日本熱帯生態学会会長,滋賀県琵琶湖研究所所長などを歴任。学士院エディンバラ公賞受賞。父は,在野の世界的貝類研究者吉良哲明である。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

吉良竜夫 きら-たつお

1919-2011 昭和後期-平成時代の植物生態学者。
大正8年12月27日生まれ。昭和24年大阪市立大教授となる。57年滋賀県琵琶湖研究所初代所長。熱帯林の研究で知られ,自然保護活動にも積極的にとりくむ。61年国際湖沼環境委員会初代委員長,平成2年日本熱帯生態学会初代会長。10年学士院エジンバラ公賞。平成23年7月19日死去。91歳。大阪府出身。京都帝大卒。著作に「生態学からみた自然」など。

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