中飾郡(読み)なかかつしかぐん

日本歴史地名大系 「中飾郡」の解説

飾郡
なかかつしかぐん

明治一二年(一八七九)の郡区町村編制法施行により、同八年に埼玉県に編入され葛飾郡に属していた金杉かなすぎ(現松伏町)など四二村が中葛飾郡となり、郡役所は北葛飾郡とともに清地せいじ(現杉戸町)に置かれた。同二二年の町村制施行により金杉村、豊岡とよおか村・桜井さくらい(現幸手市・杉戸町)宝珠花ほうしゆばな村・富多とみた村・南桜井みなみさくらい村・川辺かわべ(現庄和町)の七村となった。同二八年千葉県東葛飾郡関宿せきやど町の一部を豊岡村に編入。同二九年の郡制施行に伴う郡の統廃合により当郡は廃止され、北葛飾郡に編入された。

〔近世〕

天正一八年(一五九〇)の徳川家康関東入国後の利根川筋の河川改修、寛永年中(一六二四―四四)新利根川(江戸川)開削などにより、庄内古しようないふる川右岸となった下総国は武蔵国に編入され同国葛飾郡となったが、庄内領とよばれていた新利根川と庄内古川に挟まれた当地域は下総国葛飾郡にとどまっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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