丸小野寺(読み)まるおのじ

日本歴史地名大系 「丸小野寺」の解説

丸小野寺
まるおのじ

[現在地名]武蔵町丸小野

医王山と号し、天台宗本尊不動明王。養老二年(七一八)仁聞開基と伝える。織豊期以降の成立と思われる六郷二十八山本寺目録(太宰管内志)に中山分末寺として丸小野寺とみえる。また中世末の成立と推定される六郷山定額院主目録(同書)には良医山丸小野寺とある。建武四年(一三三七)六月一日の六郷山本中末寺次第并四至等注文案(永弘文書)では寺領の四至を「限東(鳥)越 限西松カ尾辻 限南権現ノ辻尾 限北ツエ嶽」とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android