武蔵町(読み)むさしまち

日本歴史地名大系 「武蔵町」の解説

武蔵町
むさしまち

面積:四一・八〇平方キロ

国東半島の東部に位置し、東は伊予灘に臨む。北は国東町、南と西は安岐あき町に接する。半島中央部の両子ふたご(七二〇・八メートル)付近を源流とする武蔵川が町域の中央部を東流し、上流から中流域には河岸段丘が発達する。段丘面は耕地と集落に利用されている。下流域は沖積平野が広がり水田と集落が発達している。武蔵川の南北には半島中央部からの輻射山稜が海岸まで延び、山稜の末端には海岸段丘がみられる。海岸線は砂浜が連続している。同川下流右岸の内田砂丘うちださきゆう遺跡は弥生時代前期の板付I式土器が出土して注目されたが、古墳時代の土師器も出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の武蔵町の言及

【入間[市]】より

…埼玉県南部の市。1956年豊岡町ほか1町3村が合体して武蔵町となり,66年市制,改称。人口14万4402(1989)。…

※「武蔵町」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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