丸山里坊屋敷跡(読み)まるやまりぼうやしきあと

日本歴史地名大系 「丸山里坊屋敷跡」の解説

丸山里坊屋敷跡
まるやまりぼうやしきあと

[現在地名]岸本町丸山

堂の前どうのまえにある。大山御役所とよばれた大山本坊西楽さいらく院の里坊と、同里坊の東に接する一山各支院里坊の総称で、俗に丸山代官所跡ともいう。万治三年(一六六〇)大山寺四代兼帯座主胤海の代に大山は冬の寒気が厳しく病者養生難儀があるとして、丸山村内に冬季間役僧が生活する居宅(里坊)の敷地を一ヵ所ずつ山内各院へ与えたことに始まり、本坊西楽院の里坊屋敷も、同時に設けられたものと思われる。一院当りの敷地は平均二五間・六〇間の規模で、当時隆盛であった経悟きようご院だけは五〇間に六〇間の敷地を与えられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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