丸帳(読み)まるちょう

精選版 日本国語大辞典 「丸帳」の意味・読み・例文・類語

まる‐ちょう‥チャウ【丸帳】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代以来、荘園公領検田検注)して作製する帳簿。検田して田地の総面積のほか見作田(けんさくでん)荒田、不作田、除田(じょでん)などを集計して書き上げた帳簿。
    1. [初出の実例]「注進 弘世御庄天喜元年検田丸帳」(出典:白河本東寺百合文書‐七〇・天喜元年(1053)一二月九日・山城国久世荘検田丸帳)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android