丸滝村
まるたきむら
[現在地名]身延町丸滝
南流する富士川東岸、桑柄沢(桑柄川)が富士川に合流する扇状沖積地の北部に位置する。北は帯金村、東は椿草里村・大崩村。富士川沿いを南北に東河内路が走る。枝郷として桜井・外ノ屋敷があり、村名は東部の山中にある滝にちなむという(甲斐国志)。天文二三年(一五五四)五月吉日の姓不詳虎達判物(佐野弘児家文書)によって、佐野孫衛門が「まるたき」の恩地を安堵されている。慶長古高帳に丸滝とみえ、高四〇石余。宝暦六年(一七五六)版の三郡村高帳では高六九石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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