日本歴史地名大系 「丹切古墳群」の解説 丹切古墳群たんぎりこふんぐん 奈良県:宇陀郡榛原町上井足村・下井足村丹切古墳群[現在地名]榛原町大字下井足芳野(ほうの)川と宇陀川の合流点の東南方、丹切橋の南方の丘陵上の約六〇基の古墳群。すぐ下には宇太水分(うだのみくまり)神社、芳野川を挟んで西南には大王山(だいおざん)遺跡がある。古墳のほとんどは直径一二―一八メートルの円墳で、一基のみが一辺一三メートルの方形墳と考えられるが、前方後円墳はまったく存在しない。昭和四三年(一九六八)に榛原高等学校建設のため、一部が調査されたが、調査の終了した古墳の大部分はそののち破壊された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by