丹土村(読み)たんどむら

日本歴史地名大系 「丹土村」の解説

丹土村
たんどむら

[現在地名]温泉町丹土

桐岡きりおか村の南にある。集落の前面には緩傾斜地の耕地が広がり、照来てらぎ盆地稲作地帯である。東部の高尾たかお山には中世城跡や本覚寺の寺跡がある。永正一一年(一五一四)一二月一九日の温泉庄寺木村名田写(北村文書)には光友半名(二反)の年貢納入責任者として「タント西村」とある。弘治三年(一五五七)の「但馬国にしかた日記」には「たんと村 西村三郎左衛門殿」などとみえ、また「こさんと村」とみえるのは地内の字小丹土こたんどにあたると思われる。江戸時代の領主の変遷は竹田たけだ村に同じ。郡中惣高(福井家文書)では太閤検地高とみられる古高三五八石余。寛永一六年(一六三九)の知高帳では高四〇九石余。正保(一六四四―四八)頃成立の国絵図では村高は前出の古高に復している。享保一二年(一七二七)改の二方郡村高免社帳(安達家文書)によると高三五八石余、ほか新田高七石余、家数四〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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