最新 地学事典 「丹沢層群」の解説
たんざわそうぐん
丹沢層群
Tanzawa Group
丹沢山地に分布する,火山砕屑岩を主とする中部中新統。北側は藤ノ木-愛川断層によって関東山地のジュラ紀以降の付加体と接し,南側は神縄断層を介して海成更新統の足柄層群と接する。丹沢深成岩体を中心に,四方に向かって順次上位層が分布し,南縁に沿っては火山砕屑岩起源の結晶片岩が分布する。これらの火山砕屑岩は変質が著しく,かつては東北日本のグリーンタフ(緑色凝灰岩)と一連の地層と推定されたが,現在ではフィリピン海プレートの沈み込みに伴い,後期中新世に本州に衝突・付加した伊豆弧の海底火山体と考えられている。K.Mikami(1961)命名。
執筆者:高橋 雅紀
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

