日本歴史地名大系 「丹波島渡」の解説 丹波島渡たんばじまのわたし 長野県:長野市更北地区丹波島村丹波島渡[現在地名]長野市青木島町善光寺への南玄関口。現丹波島橋付近。丹波島宿から犀(さい)川対岸の市(いち)村への渡し。元文三年(一七三八)の領内水主指出帳(北信濃の歴史)によると、市村水主は父祖相伝九代の渡し守を務めている。従って、市村渡の発祥は室町中期にまでさかのぼるものと思われる。元亀元年(一五七〇)この地は武田信玄によって栗田鶴寿に宛行われた(「武田信玄宛行状」善光寺大本願蔵)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by