主任の大臣(読み)シュニンノダイジン

デジタル大辞泉 「主任の大臣」の意味・読み・例文・類語

しゅにん‐の‐だいじん【主任の大臣】

特定行政事務分担・管理する国務大臣内閣総理大臣および各省庁の大臣。⇔無任所大臣
[補説]内閣総理大臣は内閣府主任の大臣であるとともに、内閣官房安全保障会議・地球温暖化対策推進本部など特定の法律に基づいて内閣や内閣府に設置される機関の主任の大臣を務める。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「主任の大臣」の意味・わかりやすい解説

主任の大臣
しゅにんのだいじん

内閣府および各省庁の長として,それぞれの行政事務を分担管理する地位における内閣総理大臣およびその他の国務大臣をいう (内閣法3条1項,国家行政組織法5条1項) 。 (→無任所大臣 )  

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世界大百科事典(旧版)内の主任の大臣の言及

【国務大臣】より

…国務大臣は内閣を構成して行政権を行使し,国会に対して連帯して責任を負う。内閣総理大臣は国務大臣の中から各省の長である各省大臣を任命する(内閣総理大臣と各省大臣とを特に〈主任の大臣〉という)。この国務大臣各省長官同一人制によって合議体である内閣とその統轄下にある行政組織とが結びつけられるが,各大臣が各省長官の立場にとらわれ,内閣における総合調整を困難にしているとの批判がなされることがある。…

【無任所大臣】より

…行政事務を分担管理しない国務大臣。内閣を構成する国務大臣はそれぞれ〈主任の大臣〉として各省の長官となり,行政事務を分担することを原則とするが,そうでない大臣を置くことが認められており,それをさす。各大臣が各省長官の立場にとらわれ,内閣における総合調整を困難にすることに対処するため有力な政党幹部を内閣に加えるとか,既存の行政組織に適合しない任務を遂行するとかなどの理由で置かれる。…

※「主任の大臣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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