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躍層 ヤクソウ

6件 の用語解説(躍層の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

やく‐そう【躍層】

海洋や湖において、ある深度を境に水温・塩分濃度・密度などが急激に変化する層。注目する量に対して、水温躍層塩分躍層密度躍層ともいう。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

躍層【やくそう】

水温躍層とも。海または湖沼で水温が急激に低下する層。深度数百m〜1000mの層に恒常的に存在する躍層を主躍層という。
→関連項目赤道潜流

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海の事典の解説

躍層

海洋中で水温・塩分・密度などの鉛直勾配が特に大きく、それを境に上層と下層に分け得るような部分を躍層という。躍層という言葉は単独では通常用いられ ず、特に英語では直接、躍層に対応する言葉がない。対象とする量に応じて、水温躍層(thermocline)、塩分躍層(halocline または salinocline)、密度躍層(pycnocline)というように用いる。これらの躍層は、たがいに関連して形成されるから、大まかに見れば同じ 層を指すように見える場合が多いが、厳密には一致しない。 (永田)

出典|(財)日本水路協会 海洋情報研究センター
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世界大百科事典 第2版の解説

やくそう【躍層 thermocline】

海洋には,水温,密度のような状態や塩分,溶存物質濃度などの性質が,鉛直方向に大きく変化する層がある。これを躍層と呼ぶ。夏季,太陽の放射の影響で深度数十mあるいはそれ以浅の表層に生ずる水温や密度の躍層を表層躍層といい,深度数百m~1000mの層に恒常的に存在する躍層を主躍層という。最近,数千mの深海の下層にも,恒常的な躍層の存在する場合があることが見いだされた。夏季の強い日射を受け,表面近くから深度20~30mにかけての層に表層躍層が形成されている場合,その海面上を強い低気圧が通過して強風が吹き続けると,表層では海水はよく攪拌され表面から深度数十mまでにわたり一様となり,この層の下に新たな躍層が形成される。

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大辞林 第三版の解説

やくそう【躍層】

海洋や湖などにおいて、温度・塩濃度・密度などが上下方向で急激に変化すること。また、その現象が起きている領域。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

躍層
やくそう

水温躍層」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典内の躍層の言及

【湖沼】より

…春から夏にかけては昇温期で,表面水温が徐々に上昇し,昇温は深層に及んでくる。夏になると表層は年間での最高水温を示し,表層と深層の間に水温変化の大きい躍層(やくそう)が発生する。夏季にはこのように表層,躍層および深水層の3層に分けられる。…

※「躍層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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