日本歴史地名大系 「久保市」の解説 久保市くぼいち 山口県:下松市河内村久保市[現在地名]下松市大字河内山陽道が切戸(きりと)川を渡る辺りにできた市で、窪市(くぼいち)とも記される。徳山藩領内の市町で町方が支配した。慶長一五年(一六一〇)の検地帳は「河内保」に、市屋敷として六一、屋敷石三〇石余を記すが、これはのちの岡市(おかいち)を含めてのものと思われる。久保市は山陽道の宿駅を兼ねており、東は熊毛(くまげ)郡の呼坂(よびさか)(現熊毛町)、西は末武上(すえたけかみ)村の花岡(はなおか)に継いだ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by