日本歴史地名大系 「久戸古墳群」の解説 久戸古墳群くどこふんぐん 福岡県:宗像市旧宗像市地区河東村久戸古墳群[現在地名]宗像市ひかりヶ丘七丁目釣(つり)川中流右岸の標高六二メートルを最高所とする二又丘陵稜線と、その南斜面に占地する古墳時代前期―終末期の古墳および横穴墓。古墳は南丘陵稜線に一三基、北丘陵斜面に七基が分布する。六号墳は径一七・五メートルの円墳で、箱式石棺から三角板革綴短甲・三角板革綴冑などが出土した。九号墳は径七メートルで、木材と石材を組合せた構造の主体部であり、環部と三葉部に銀象嵌が施された三葉環頭大刀が出土した。三号墳・八号墳・一三号墳は六―九メートルの円墳で、内部に単室の横穴を採用する。北丘陵の南斜面には七基の円墳が列状に並ぶ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by