久本古墳(読み)ひさもとこふん

日本歴史地名大系 「久本古墳」の解説

久本古墳
ひさもとこふん

[現在地名]高松市新田町

立石たていし(二七二・五メートル)の西麓に位置する古墳時代後期の横穴式石室。現存部の直径は一七メートルだが、築造時は二〇メートルを超える円墳であったと推定されている。石室は全長一〇・五メートルの両袖式で、玄室は奥行四・八メートル、幅二・四メートル、羨道の長さ四・七メートルで、古くから開口されていた。玄室には奥壁に接して幅二・六メートル、奥行一・四メートル、厚さ〇・五メートルの安山岩を架構して石棚を設けている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android