久礼田土居跡(読み)くれだどいあと

日本歴史地名大系 「久礼田土居跡」の解説

久礼田土居跡
くれだどいあと

[現在地名]南国市久礼田

現在の久礼田小学校付近にあったとみられ、校門前に三ノ塀、その南に堀などの地名が残る。中世の土豪久礼田氏代々の居館であった。天正一六年(一五八八)の殖田郷久礼田村地検帳によれば、久礼田土居は地積二二代の本台を中心として東西に二ノ塀をもった複郭式の屋敷城であったことが知られ、その規模は「右土居大廻方五町」とある。

久礼田氏は「土佐諸家系図」によると、長宗我部氏二代俊宗の子忠幸(三代忠俊の弟)を祖とするという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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