久米岩橋(読み)くめのいわばし

精選版 日本国語大辞典 「久米岩橋」の意味・読み・例文・類語

くめ‐の‐いわばし‥いはばし【久米岩橋】

  1. 昔、役(えん)行者が、奈良葛城山の山神一言主神(ひとことぬしのかみ)に命じて、葛城山から吉野金峰山(きんぷせん)にかけ渡そうとしたという「日本霊異記」上巻二八話、「今昔物語集」巻一一第三話などの説話から出た伝説上の橋。夜が明けてしまって工事が完成しなかったと伝えられるところから、男女の契りが成就しないことのたとえにいう。久米路の橋。岩橋。
    1. [初出の実例]「かづらきや渡しもはてぬものゆゑにくめの岩ばし苔おひにけり〈源師頼〉」(出典:千載和歌集(1187)雑上・一〇四二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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