久野々村(読み)くののむら

日本歴史地名大系 「久野々村」の解説

久野々村
くののむら

[現在地名]北淡町久野々

仁井にい村の南西常隆寺じようりゆうじ山の山腹から山裾にかけての一帯を占める。常隆寺山系の最高峰伊勢の森いせのもりは標高五一五メートル、山並が南北に連なり、東浦ひがしうら西浦を分ける。永正一六年(一五一九)八月三日、あわちや兵衛大夫満近が曾禰又三郎に売却した淡路国「つくへ七村」の伊勢道者株のなかに、「くのゝさと 一ゑん」とみえる(「道者売券」来田文書)正保国絵図に久野々村とみえ、高八四石余。天保郷帳では高一三七石余。反別戸数取調書によると反別一七町四反余、高二四〇石余はすべて蔵入地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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