デジタル大辞泉 「乗付ける」の意味・読み・例文・類語 のり‐つ・ける【乗(り)付ける】 [動カ下一][文]のりつ・く[カ下二]1 乗りなれる。「―・けない飛行機での長旅に疲れる」2 乗り物に乗ってその場所に到着する。「急を聞いてタクシーで―・ける」3 乗り物に乗ったまま入り口などに横づけする。「ホテルに車を―・ける」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「乗付ける」の意味・読み・例文・類語 のり‐つ・ける【乗付】 [ 1 ] 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]のりつ・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙① 馬や乗物に乗ることになれる。乗りなれる。[初出の実例]「のりつけぬ馬にのせたらは、おつる事があらふ程に」(出典:虎明本狂言・入間川(室町末‐近世初))② 馬などに乗って、前を行くものに付いて行く。[初出の実例]「ウマヲ noritçuquru(ノリツクル)」(出典:日葡辞書(1603‐04))③ 馬や乗物で急いで到着する。[初出の実例]「味方の勇士五騎十騎ばかりもよき馬に乗りつけ」(出典:兵法雄鑑(1645)三六)④ 乗物に乗って、目的の場所まで来る。また、乗ったまま、玄関口や戸口まで乗り込む。他動詞的にも用いる。「車を乗りつける」[初出の実例]「此馬に乗り給ふ老人、縁の際迄のりつけておりさせ給ひ」(出典:御伽草子・蛤の草紙(室町末))「此嶋屋の桟橋へ乗付(ノリツケ)る一艘の家根ぶね」(出典:人情本・英対暖語(1838)五)[ 2 ] 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]のりつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 馬などを乗ってなれさせる。乗りならす。[初出の実例]「譬ば馬二曲を乗付たらんが如し」(出典:海人藻芥(1420)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例