九石村(読み)さざらしむら

日本歴史地名大系 「九石村」の解説

九石村
さざらしむら

[現在地名]茂木町九石

中根なかね村の東、鷲子とりのこ山塊南西麓に位置し、集落西部の丘陵上に大部分が形成される。地名は、村にある駒爪こまづめ石からきているとか、鎮守の宮祭田に九つの小石で飾るササラが発見されたことによるという。慶安郷帳では芳賀郡に記され、寛文四年(一六六四)の烏山藩領知目録では那須郡内とある。慶安郷帳では田方九六石余・畑方一〇六石余、烏山藩領。延宝五年(一六七七)旗本牧野領、同八年に下総関宿藩領、天和元年(一六八一)幕府領、同三年下総関宿藩領、貞享三年(一六八六)幕府領、元禄一一年(一六九八)旗本梶川領となり幕末に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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