日本歴史地名大系 「九美上村」の解説 九美上村くみあげむら 千葉県:佐原市九美上村[現在地名]佐原市九美上下総台地北部、小野(おの)川・栗山(くりやま)川の分水界に位置し、北東は下小野村。近世の油田(あぶらた)牧の開墾により明治初期に成立(佐原市史)。明治新政府の殖産政策の一環として下総の小金(こがね)牧・佐倉牧の開墾が行われたが、その際入植順に村名が付けられ、当村は九番目であった。油田牧では東京の中沢彦吉・黒野太兵衛を監督として開墾が進み、明治四年(一八七一)の入植者一三三人、作付地積七〇町。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by