朝日日本歴史人物事典 「九鬼守隆」の解説
九鬼守隆
生年:天正1(1573)
江戸初期の大名。志摩国(三重県)鳥羽藩主。父は嘉隆,母は原宗忠の娘,鳥羽生まれ。はじめ友隆,光隆。慶長2(1597)年,家督を相続,4年長門守。関ケ原の戦(1600)では,父嘉隆が石田三成に味方したにもかかわらず東軍に所属し,戦後5万5000石余を拝領する。大坂の陣(1614,15)では九鬼水軍を率いて参陣し,駿府城や江戸城の普請では熊野の石材などを運搬した。
(長谷川成一)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報