乱れ立つ(読み)みだれたつ

精選版 日本国語大辞典 「乱れ立つ」の意味・読み・例文・類語

みだれ‐た・つ【乱立】

  1. 〘 自動詞 タ行四段活用 〙
  2. 男女間のことで、つつましくない態度をとる。浮わついた行動をとる。
    1. [初出の実例]「かばかりにみだれたちにたる、人の心どもは、いと悲しう、口惜しうおぼす」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)
  3. 敵の攻撃により味方が混乱しはじめる。浮足立つ。
    1. [初出の実例]「矢庭に命を隕(おと)しつつ、〈略〉忽ち溌(はっ)と乱(ミダ)れ立(タ)つを」(出典人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む