乳房のしこりに気づいたら(読み)にゅうぼうのしこりにきづいたら

家庭医学館 の解説

にゅうぼうのしこりにきづいたら【乳房のしこりに気づいたら】

 しこりは、テレビで乳がんの番組を見ていて自分の乳房を触り気がついた、入浴中にたまたま手に触れたなど、偶然発見する人が多いようです。
 20歳代の若い女性の乳房のしこりは、大部分乳腺線維腺腫(にゅうせんせんいせんしゅ)などの良性腫瘍(しゅよう)ですが、年齢がすすむにつれて、乳がんなどの悪性腫瘍頻度が増してきます。乳がんのしこりは原則的にかたいものが多く、乳腺症などの境界が判然としないしこりと比べると、わかりやすいといえます。
 いずれにしても、乳房のしこりに気づいたら、良性か悪性かをはっきりさせることがたいせつです。鑑別診断には、しこりを触れて診断する触診のほかに、マンモグラフィー超音波検査、穿刺細胞診(せんしさいぼうしん)などの補助診断法が必要です。できるだけ、乳腺専門の医師のいる外科を受診して、確実な診断をつけてもらいましょう。

出典 小学館家庭医学館について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む