乾姜(読み)かんきょう

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「乾姜」の解説

かんきょう【乾姜】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。ショウガ科ショウガ根茎(こんけい)を湯通しするか、蒸してから乾燥したもの。芳香性の精油を含み、血液の循環促進、健胃解熱鎮痛などの作用がある。急性胃炎消化不良に効く黄連湯(おうれんとう)更年期障害貧血に効く柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)気管支炎気管支喘息(ぜんそく)に効く苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)などに含まれる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android