漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「乾姜」の解説 かんきょう【乾姜】 漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。ショウガ科ショウガの根茎(こんけい)を湯通しするか、蒸してから乾燥したもの。芳香性の精油を含み、血液の循環促進、健胃、解熱、鎮痛などの作用がある。急性胃炎、消化不良に効く黄連湯(おうれんとう)、更年期障害、貧血に効く柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)、気管支炎、気管支喘息(ぜんそく)に効く苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)などに含まれる。 出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報