亀和田村(読み)かめわだむら

日本歴史地名大系 「亀和田村」の解説

亀和田村
かめわだむら

[現在地名]鹿沼市亀和田町

小倉おぐら川の東岸に位置。東は赤塚あかづか村、南は七ッ石ななついし(現下都賀郡壬生町)、西は小倉川を隔てて金崎かなさき(現上都賀郡西方村)、北はいそ村。例幣使街道が通る。慶安郷帳では田一一五石余・畑一七二石余。元禄郷帳では四〇二石余。寛永一六年(一六三九)から幕末まで壬生藩領。正徳二年(一七一二)の村明細帳(益子清文書)によれば、用水くろ川から引水し、七ッ石村・上稲葉かみいなば(現壬生町)・赤塚村・当村の四ヵ村が利用。家数七〇で、正徳元年の人別は男一七六・女一四九、馬四一。肥料として田畑および夏作には干鰯、表作には粉糠を使用していた。畑作物として大豆・小豆・たばこ・麻・岡穂・芋などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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