亀山甚(読み)カメヤマ ジン

20世紀日本人名事典 「亀山甚」の解説

亀山 甚
カメヤマ ジン

昭和期の銀行家 常陽銀行初代頭取



生年
明治18(1885)年6月10日

没年
昭和49(1974)年1月13日

出生地
茨城県

学歴〔年〕
東京商業学校(現・一橋大・夜間部)〔明治38年〕卒

経歴
明治33年高小を卒業川崎銀行に入り、38年商業卒後足利銀行、川崎貯蓄銀行などの取締役。昭和10年合併で設立された常陽銀行初代頭取となり、戦後の公職追放期間を含め33年まで頭取を務め、同銀を地方銀行のトップクラスに引き上げた。21年から7年間全国地方銀行協会長。また川崎銀行の業務改善、同系列銀行の近代化などに努めた。33年日本火災海上保険社長。著書に「銀行と共に六十年」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「亀山甚」の解説

亀山甚 かめやま-じん

1885-1974 昭和時代の銀行家。
明治18年6月10日生まれ。川崎貯蓄銀行などの取締役をへて,昭和10年常陽銀行の設立と同時に頭取に就任。33年までその職にあって,同行発展の基礎をきずく。全国地方銀行協会会長,日本火災海上保険社長などもつとめた。昭和49年1月13日死去。88歳。茨城県出身。東京高商(現一橋大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例