出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…碑身には穿がなくなり,題額の左右に首と前足を垂下し碑頂で尾をからみあわせる2匹の螭竜(ちりゆう)をあらわす螭首が発達し,碑文が隷書から楷書にかわる。台座石では方趺のほかに,四足をふんばり頭をもたげた亀形の台座つまり亀趺(きふ)が出現する。北魏では,仏教の供養碑として,仏像を題額に浮彫し,その下部に結縁者の姓名や肖像を刻り込んだ造仏碑がつくられたが,後にはすたれていく。…
…碑は廟門の前に立て犠牲獣をつないだ石,または墓に立て棺を地下に降ろすのに用い石に文章を刻したのが起源だといわれ,断面は長方形である。後漢の中ごろから始まり隋・唐時代に極盛に達し,螭首(ちしゆ)(碑の頭部に向かいあった一対の竜を刻す)亀趺(きふ)(亀の台座)を備えるのが後世の定形となった。【日比野 丈夫】。…
※「亀趺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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