事去る(読み)コトサル

デジタル大辞泉 「事去る」の意味・読み・例文・類語

こと・る

事が過ぎ去る。過去のものになる。
「時移り―・り、楽しび、悲しび行きかひて」〈徒然・二五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「事去る」の意味・読み・例文・類語

こと【事】 去(さ)

事務を放棄する。つとめをなげうってかえりみない。
延喜式(927)祝詞(出雲板訓)「大八島国現事(うつしこと)顕事(あきつこと)事避(コトサラ)(し)めき」
② いろいろのことが過ぎ去る。過去のこととなる。
平家(13C前)二「さる程に時うつり事さて、世の変はりゆくありさまは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android