事触れ(読み)コトブレ

デジタル大辞泉 「事触れ」の意味・読み・例文・類語

こと‐ぶれ【事触れ/言触れ】

物事世間に広く告げ知らせること。また、そのもの。「春の―」
鹿島かしまの事触れ」に同じ。 新年

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「事触れ」の意味・読み・例文・類語

こと‐ぶれ【事触・言触】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事をふれあるき、世間に広く知らせること。しゃべり回ること。また、その人。
    1. [初出の実例]「鹿嶋の神の自由にならぬ 事触は宿老殿から其次に」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第三五)
  3. 鹿島明神御託宣と称するものをふれあるく、一種のものごい。→鹿島の事触。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「事ふれ跡々より御法度に被仰付候処に」(出典梅津政景日記‐寛永六年(1629)四月一五日)

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